My Favorite Underwear -FilMelange-
*Sorry, English version is in preparation.
理想のアンダーウェアを生み出すための研究室。数あるメンズインナーの中から個人的に気になるプロダクトをリサーチしていきます。第2回は『FilMelange(フィルメランジェ)』。究極のカットソーをうたう日本のブランドです。
FilMelange(フィルメランジェ)のボクサーパンツ
FilMelangeは、テキスタイルの開発や販売、カットソーのOEMを手がけるビービーエーアソシエーションの自社ブランドとして、2007年、東京でスタートしました。ブランド名は「混ざった色の(Melange)糸(Fil)」という意味。原料である「わた」の選定から、「糸」「生地」「縫製」に至るまで、自社開発し、「原点」「機能美」「簡素」という発想で、衣服を着る意味や喜びを追求したものづくりをしています。
勝手な僕のイメージとしては、優しくてゆるくてセンスがいい。雑誌でいうとFUDGEとか?蒼井優に着て欲しいです。
フィルメランジェには、3つのタイプのボクサーパンツがあるのですが、今回はもっともシンプルなデザインのJOY Newlindaをピックアップしました。
価格:¥5,000+tax
生地:(本体)綿100 (ウエスト)綿80 ポリウレタン20
原産国:日本
初めて出会ったのは新宿伊勢丹の下着売り場。明らかに異彩を放っていました。ふんわり感。わたし天然素材ですよ感。それでいてシンプル過ぎないレトロなデザイン。迷った末、パッケージが可愛かったのが後押しとなり購入。
このJOY Newlindaですが、僕が思う一番の特徴は、ふんわりした生地。それはウエストのゴムにも言えることで、キックバックが強すぎず、伸びがいいので穿いていて締め付けられる感覚がありません。ふわっと包み込むようなフィット感が体験したことのない感じ。まるで良いニット帽をそのままパンツにしたような。
FilMelange(フィルメランジェ)ボクサーパンツの生地感
エジプトのGIZAコットンです。加えて、このムラ感。フィルメランジェというブランド名にふさわしい作り込みです。横方向に伸びやすいリブ生地なので、体を優しく包み込むんですね。太もも部分はバインダー処理になっていますが、若干の伸縮性があります。
FilMelange(フィルメランジェ)ボクサーパンツのシルエット・サイズ感
少しだけサイズ感は小さめな気がします。あと、股下パーツのない、クラシックなパターンをしているからか、小さめを買うと若干お尻に食い込みます。5サイズ展開なので、自分にピッタリのサイズが見つけられるはず。シルエットはオーソドックスなボクサーパンツといった感じなのですが、このゆるいレトロなテイストで、他とは一線を画したボクサーパンツのように感じます。
FilMelange(フィルメランジェ)ボクサーパンツのウエスト
ウエストは、綿80 ポリウレタン20のスパンフライスです。伸びがいいので、圧迫感がありません。これはかなりのグッドポイントだと思います。いわゆるカルバン・クラインのような、アウトゴムタイプのウエストゴムは、お腹に跡がついたり、合成繊維のせいで痒くなったりしてしまう人もいるかと思いますが、フィルメランジェではそれがありません。
FilMelange(フィルメランジェ)ボクサーパンツの耐久性
もちろん多少毛羽立ちますが、このテイストなので気になりません。とりあえず毛玉ができるまで穿いてみたいと思います。また、縫製もしっかりしていて、ほつれも少ない気がします。さすが自社工場。
FilMelangeのボクサーパンツおすすめまとめ
優しい素材でクラシックなデザイン。それを日本の縫製技術でまとめ上げている納得の一枚。ブランド自体も、女性からの認知度も高く、良いパンツ穿いてるね、なんて言われるかも。¥5,000という価格で普段着には高いと感じる人も少なくないと思いますが、一度穿くときっと納得できるのではないでしょうか。個人的には休日に出かけるときに穿きたくなる一枚です。